山頭氣ー壹／金萱と紅烏龍と双杯のセット

山頭氣[shān tóu chì]とは、台湾茶が各地で栽培されることにより、それぞれの土地から生まれた風味のことを表しています。フランス語における「テロワール（Terroir）」という言葉にあたり、台湾各地の土壌、気候、地形から生まれた繊細な台湾茶の味わいを楽しめるように、山頭氣シリーズのギフトセットを提案致します。表紙には、台湾の茶山地図のイラストが描かれており、台湾の山のイメージを眺めながらお茶を楽しんでください。
 
2種類の台湾茶をセレクトし、台湾から生まれた「双杯」という2つのコップを使い、本格的に台湾茶の淹れ方で香りや味が一層楽しめます。
 
 
ご自分用でも、お茶が好きな方にも、ぴったりなギフトになります。
 
山頭氣ー壹　ギフトセット内容
①#021名間金萱冬片｜Mingjian TTES No.12 (Jhinhsuan) late winter　30g
②#031紅烏龍｜Red Oolong　30g
③台湾双杯｜Taiwan Tea Tasting Cup Set
 
 
風味の違う2種類の台湾茶、そして香りと味が楽しめる本格的な台湾茶コップセットが同封されたお得なセット商品。贈り物用の紙袋の追加購入も選択できます。
 
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#021名間金萱冬片｜Mingjian TTES No.12 (Jhinhsuan) late winter
冬片とは、冬摘みと春摘みの間に、採られたお茶のこと。天気の良い南台湾では、お茶の成長がより早く、特に暖かい年には冬片茶が取れます。金萱という品種は、ミルキーや、バターの香りがする人気の高いお茶である。産地は、海抜400メータルの南投名間郷で、平均温度が22〜25度の暖かい台地。軽発酵、軽焙煎でお茶の本当の味わいが楽しめます。金萱という品種の香り、冬片の特徴的な渋みなど、滑らかな飲みやすいお茶が仕上がりました。
 
冬茶の季節が終わり、茶木が休眠中の間に生えてくる貴重な茶葉で作った極少量のお茶で、寒い冬の間に、少し暖かい日になれば茶木が春だと勘違いして新芽を伸びますので、毎年作れるお茶ではありません。また、成長の早い品種の方が、冬片が出やすいとのことだそうです。そして冬がもうすぐ終わり、清明の前に作られるお茶は「明前茶」と呼びます。通常より少し早く暖かくなった年には明前茶が作られ、これもまた毎年作れる物ではないのですが、温暖化により狂った気候の状況が増えてますますお茶の生産量が予測できなくなっているのです。
 
金萱という名前の由来は、台湾の茶樹品種を研究していた学者、「台湾茶の父」と呼ばれる「呉振鐸」(ウージェンドゥオ)さんの母の名前だったそうです。金萱茶は正式的に「台茶12号」と呼ばれているように、茶業改良場が研究開発した品種には全て番号がつけられているが、通称として可愛らしい名前も付けられます。台茶18号の「紅玉」や台茶21号の「紅韻」などの名前は、一般の方にアンケートで投票してもらい決められました。自分で決められるお茶の名前は、お茶により一層の愛が深まる感じがします。
 
香り&味わい｜ミルキー、バター、ほんのり金木犀の香り
作り方｜釜炒り(炒青)、締め揉み(團揉)
産地｜南投県名間鄉
農園｜小茶米農場
品種｜金萱(台茶12号)
標高｜400m
発酵｜★☆☆☆☆
焙煎｜★☆☆☆☆
生産時期｜12月〜1月
 
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#031紅烏龍｜Red Oolong
紅烏龍茶(ホンウーロン茶)は、2008年に農委会茶業改良場の台東支場により発表されてから、僅か10数年で知名度がまだ浸透していないのにも関わらず、2015年にラグジュアリーティーブランドのTWG teaにその年のシングルオリジナルベスト５として選ばれ、初めて世界中の舞台に立ちました。紅烏龍とは、紅茶のように完全発酵させ、そして凍頂烏龍茶のように焙煎をかけたお茶で、紅茶のカテゴリーになるが烏龍茶の余韻を持つ特別なお茶であります。

紅烏龍茶が生まれた理由は、60年代から高山茶が主流になり、高山ではない場所では、その地だけの、特徴のある特別なお茶を一生懸命開発されていました。花蓮で生まれたのは蜜香紅茶で、台東で生まれたの紅烏龍茶でした。海抜はあまり高くなく、北回帰線より南の台東は、暑い日が続く気候が特徴で、紅茶の生産に最適であります。使用する品種は様々で、青心烏龍、金萱(台茶12号)、翠玉(台茶13号)などが良く使用されます。蜜香紅茶と同じく虫が繁殖する夏に成長し、できるだけ環境に優しい、農薬を少なくできる紅茶で、高品質なダージリンセカンドフラッシュと似ており、欧米の方にも大人気です。近年は、台東のみならず、他の地域でもどんどん作られるようになり、またそれぞれの味が楽しむことができます。

一般的に、紅烏龍の定番の味は、東方美人や蜜香紅茶のようにスパイス、フルーティーな味わいですが、焙煎によりウッディー、ベークドナッツ、キャラメルなどの香りもします。また、高発酵、高焙煎により、カフェインも飛ばされて少なくなり、どなたでも気軽に楽しめる台湾茶です。
 
当店が取り扱っている紅烏龍茶は南投名間の小茶米農園で作られた物です。各年の状況により、店主の連さんが違う品種の茶葉をブレンドし紅烏龍の味を把握しています。

香り&味わい｜熟したマンゴー、ウッディー、ウォールナッツ、キャラメル
作り方｜釜炒り(炒青)、締め揉み(團揉)
産地｜南投県名間鄉
農園｜小茶米農場
品種｜金萱(台茶12号)、他(台茶13号翠玉、台茶20号迎香など)
標高｜400m
発酵｜★★★★★
焙煎｜★★★★★
生産時期｜6月～9月
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台湾双杯｜Taiwan Tea Tasting Cup Set
台湾茶は味だけでなく、香りが特に高いため、香りも楽しめるように、2つのコップを使った「双杯泡」という特別な淹れ方が80年代に台湾で生まれました。
細長いコップは「聞香杯」と呼ばれる嗅ぐ用のコップで、短いのは飲む用のコップ「品茗杯」と呼びます。先にお茶を嗅ぐ用の細長い聞香杯に入れ、その次は飲む用の品茗杯に入れます。そして聞香杯の中に残された香りを嗅いで台湾茶の独特な「山頭氣」を楽しみます。次は品茗杯の中のお茶を味って飲みます。
淹れ方と双杯の使い方を説明する映像は、同封の説明書にQR Codeが付いています。