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小青柑(シャオチンガン)と酸柑茶の違いについて

客家酸柑茶についてよく聞かれる質問は、

Q: 「小青柑(シャオチンガン)との違いって何ですか?」


A: 最近人気になっている小青柑(シャオチンガン)と一番の違う点は、みかんの果肉とジュースは全て捨てずに茶葉や他の薬草と一緒に混ぜて虎頭柑に入れて作るため、陳皮の精油の香りだけでなく、ジュースの甘さと酸味も味わえます。




小青柑とは、中国の「柑普茶」のカテゴリーに属しており、「柑橘に入れられて熟普洱茶(プーアル熟茶)」とのことで、「新會柑」という小さな青い金柑に入れたプーアル茶のことを指します。

作り方は、新會柑の肉を綺麗に取り出し、皮だけ残し少し乾燥してからプーアル茶を金柑の殻に入れて30日の天日干しするという工程だそうです。採りたての金柑はとてもみずみずしくて皮が破れやすいとのことで2日間くらい置いて皮の水を少し飛ばしてから作ると良いそうです。


中国広東省の「新會柑」というのは、最高級な陳皮の原料となっており、柑普茶の中でも、一番陳皮の効能があると言われており、値段も他の種類と比べ断然に高くなっているそうです。保健のできる健康的なお茶として、さらに形が小さく可愛くてよく映えるとのことで大変人気を集めています。中国広東省の新會柑×雲南のプーアル茶という組み合わせでないと「小青柑」とは呼ばれないほど厳しい定義が定められているそうです。



「小青柑」は皮しか使わなく、果肉とジュースを使わないため、香りはオレンジピールや陳皮の香りにプーアル茶、という味わいになる一方、台湾の「客家酸柑茶」は烏龍茶または紅茶を使用、そして「客家精神(=もったいない精神)」を生かし果肉も全部捨てずに茶葉と混ぜてみかんに詰めます。みかんに詰められた具材がジュースも入っていて水分がたっぷり入っているため、何回も蒸すことで殺菌をしてしまいます。みかんのジュースが、烏龍茶や紅茶に浸透して味が融合してから蒸すと干すを繰り返した製造工程に入ります。



また、小青柑に入れられるプーアル熟茶は、既に後発酵の工程を経て熟成されており、お茶自体の味の変化がそれほど大きくしません。一方、特に半発酵茶のカテゴリーに属する烏龍茶を使った客家酸柑茶は、みかんのジュースと混ぜることで微生物による後発酵が進み、蒸してから2年以上熟成しなければならないので、カテキンの酸化も進み烏龍茶も老茶の味わいに近づいてきます。




味の変化が楽しめる老茶と同じく、客家酸柑茶も同じことができます。

したがって、酸柑茶の値段も毎年上がっていてコレクションとして集めている通の人もいます。

まさに「飲める骨董品である」とよく言われます。

また、大変細かい手作業や時間をかけて綺麗に仕上げた酸柑茶は「飲める芸術品」とも言われます。


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今回の酸柑茶は、2種類のタイプを皆様にお届けすることにしました!

①紅茶を使った客家酸柑茶・2年熟成

②烏龍茶と紅茶のブレンドで作った客家酸柑茶・5年熟成

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・台湾茶|客家酸柑茶

もったいない精神を台湾では「客家精神」と呼ばれるほど、台湾の中でも締り屋として有名な客家民族が、客家精神を生かして様々な発酵食の作っています。大変手間のかかった酸柑茶は、陳皮も入っていてとても健康的で昔からの風邪薬としても使われ、長い歴史を持つ台湾で唯一の後発酵茶であります。


・伝統茶菓子|客家地瓜餅

昔の客家村では、あまり高級な食材を使うことがなく、台湾で一番育ちやすいサツマイモとタロイモを餡に使ったお饅頭は、客家の月餅として知られています。素朴で昔ながらの味、酸柑茶と一緒にいただいて客家食品を満喫しましょう。




ちょっと台湾|セットの中身

A. 季節の台湾茶(5g×3袋)+今月号の月刊誌

B. 台湾茶(5g×3袋)+茶菓子(3つ)+今月号の月刊誌


▶︎2023年3月より、AとBのどれも税込・送料込で、今月号の説明書付き(台湾茶の紹介、産地の物語、豆知識あるいはレシピ、淹れ方動画QRcode、ちょっと台湾の音などが含まれる情報誌)



★ちょっと台湾の音とは、台湾茶と茶菓子をいただきながら、BGMとして流していけば「今台湾にいる!」という体験をしていただき、より五感で台湾の一時を楽しんでいただく音楽のプレイリストです。台湾の各地で録音したり、台湾伝統的な音楽を紹介したりして、不定期的に曲を追加しています。





それでは、お待ちしております〜

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