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執筆者の写真Pin-chun Lin

【2025年1月号】正月はレアな野放高山貴妃茶をいただこう。

更新日:12月11日


1月の台湾茶通信「ちょっと台湾」で紹介する今回のお茶は、野放した茶園で育ち、ウンカ(小緑葉蟬)に噛まれることで甘い香りを持つ、非常に稀少な原料で作られた【野放高山貴妃茶】です。


🌿貴妃茶とは🌿

凍頂烏龍茶の茶葉が、ウンカに噛まれて製茶されたお茶のこと。作り方は凍頂烏龍茶と同じく、中発酵、中焙煎の味わいに仕上がりますが、自然な蜜香のする、珍しい蜜香烏龍茶です。ウンカに噛まれて甘い香りがするのは、東方美人や蜜香紅茶にも同じ香りの原因のため、この2種類のお茶が好きな方には是非飲んでみてほしいレアな台湾茶です。


尚芳製茶工場は、玉山茶区の草坪頭に位置し、標高約1,680メートルの高地にあります。常に霧に包まれた自然環境で肥沃な土壌と昼夜の大きな温度差が、香り豊かで層次感のある茶葉を育みます。玉山茶区の高山烏龍茶は、清らかな花の香りと滑らかな口当たりが特徴で、台湾高山茶の中でも特に高い評価を受けています。


高山では気温が低いため、ウンカは高温多湿を好む性質上、平地の茶園に比べて非常に稀少です。通常、茶葉は虫に噛まれていないものが多く、それらは主に清香タイプの球状高山烏龍茶に仕上げられます。しかし、今回のように茶園が暖かい気候に恵まれ、さらに野放の管理を行っている期間に得られたこの稀少な原料からは、独特な風味の蜜香烏龍茶が作られました。まさに幻の貴妃茶でございます。


この特別な茶葉は量が非常に少ないため、一部の製茶工程では機械を使うよりも手作業の方が適し、茶葉を球状に揉む工程も、全て職人の手作業で行われています。


野放である肥料&農薬不使用の茶畑、1,680mの高海抜、ウンカによる噛みから出た蜜香、そして手作業による製茶…この夢のような、贅沢なお茶と共に、新しい一年を迎えましょう!


▲産地|玉山茶区

▲海抜|1,680m

▲発酵度|中

▲焙煎度|中

(凍頂烏龍と似たような作り方、味わいだが高山茶の余韻が長く続きます)

▲味わい|ウンカによる蜜香、マスカット、マンゴーなどの甘い果実、また焙煎もかかっており冬にピッタリな台湾茶。



 


 


【月1の台湾茶通信】「ちょっと台湾」2024年12月号、応募受付開始!


・台湾茶|野放高山貴妃茶

標高1,680mの高山茶畑で育ち、ウンカに噛まれた茶葉を使用。マスカットの香りと焙煎のフルーティーさが際立つ、幻の貴妃茶。生産量が非常に少ないため、茶葉は手摘み、整形は手揉みで仕上がり。




・茶菓子|​澎湖花生糖

澎湖花生糖にゴマ粉を加えた一品。ピーナッツの香ばしさとゴマの風味が絶妙に絡み合う、ほんのり甘い伝統菓子です

ちょっと台湾|セット内容

A.今月の台湾茶(3回分)+月刊誌 NT$270

B.今月の台湾茶(1回分)+茶菓子(1回分)+月刊誌 NT$270

C.今月の台湾茶(3回分)+茶菓子(3回分)+月刊誌 NT$370


※単品購入・定期購入の選択可

■すべて税込・送料込

■今月号の月刊誌付き(台湾茶紹介、産地のストーリー、豆知識やレシピ、淹れ方動画QRコード、台湾音楽プレイリストなどが掲載)


★応募締め切り:12月20日まで

★期間・数量限定:先着100セット

★台湾より12月末発送、日本には1月上旬にお届け(年末年始が挟むためできるだけ年内に届くようにいたします。)


応募専用ページ:






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