台湾では、「立冬補冬」という立冬の日に冬のための栄養を摂取する文化があります。寒い冬がやって来て風邪などをひかないように身体を温める食材で免疫力を高めます。晩御飯の時間に街を歩くと、どこからともなく四物湯、十全大補湯、薬膳排骨などの漢方の匂いが漂ってきます。
その中で一番良く立冬に食べるのは麻油鶏(ごま油と鶏肉)のスープ、素麺、あるいはご飯です。この料理に使う薬材は生姜、当帰、干し椎茸、クコの実、ナツメとなり、そしてポイントの香りになるごま油をたっぷり使います。
麻油雞湯の作り方
生姜を薄切り5枚をごま油で弱火で炒めて1リットルの鶏ガラに入れる(なければ水で結構)。
地鶏のもも肉2枚を一口サイズに切り、鶏ガラスープに入れる。
水で戻した椎茸5枚スープに入れ、クコ、ナツメ、当帰は任意。
30分間煮込んでからごま油大さじ3、米酒(日本酒、料理酒で代用可)大さじ4入れ、塩で調味する。
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