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【レシピ】客家月餅、「肚臍餅」

更新日:9月15日

苗栗地域特有の月餅「肚臍餅」のレシピを公開いたします。


客家の月餅、肚臍餅

「肚臍餅」の文字通りの意味は「おへそのような形をしたお菓子」で、苗栗地域で日本統治時代に和菓子を基にして発展した客家特有のお菓子。中身は緑豆やサツマイモで作られ、丸い形がへそに似ていることからこの名前が付けられました。また、丸い形が月に似ていることから、後に客家人が中秋節に食べる月餅となりました。


戦前、台湾が日本に統治された時代の1905年に、日本の菓子を懐かしんだ日本人が台湾の菓子職人に作らせたもので、日本のお饅頭に似た茶菓子です。餡は台湾で手に入りやすい緑豆(ムングマメ)やサツマイモを使っています。丸い形から、「肚臍餅=へそ餅」とも呼ばれ、勤勉で倹約な客家人の中秋節の月餅となりました(以前客家酸柑茶と一緒に紹介した地瓜餅=サツマイモ餅も同様に客家人の月餅です)。台湾の中秋節の月餅は多種多様で、様々な文化を持つ人々が集まるこの島では、異なる種類の月餅が存在します。



 

客家月餅(肚臍餅)のレシピ

(4個分)


【生地】

- 強力粉:18g

- 薄力粉:12g

- サラダ油:7g

- 水:14g

- 砂糖:4g


【餡】

- 緑豆餡:65g

- さつまいも餡:15g

※上記2種類の餡をよく混ぜ合わせておく。


★緑豆餡の作り方

- 乾燥した皮むき緑豆:40g

- 砂糖:20g


1. 乾燥の皮むき緑豆を一晩水に浸け、吸水して重さと大きさが約1.5倍になる。

2. 水を切り、蒸し器で柔らかくなるまで蒸す(スプーンで簡単に潰せる状態)。

3. 熱いうちに潰し、砂糖を加えてよく混ぜ、一つにまとめて緑豆餡の完成。



★さつまいも餡の作り方

- さつまいもを蒸し、お好みで砂糖を加え、スプーンで潰してさつまいも餡を作る。


【作り方】

1. 生地の材料(強力粉、薄力粉、砂糖)を混ぜ、そこにサラダ油を加えて均等に混ぜる。

2. 水を加え、一つにまとめて生地を作る(必要に応じて打ち粉を足す)。

3. 生地をよく捏ねてから、10分間寝かせる。

4. 餡を20gずつに分けて丸める。

5. 生地を4等分(約13g)ずつに分け、餃子の皮のように薄く伸ばす。

6. 生地の中央に餡を置き、周囲の生地で包む。最後に閉じる際、少し穴を残しておく。

7. オーブンを180°Cに予熱し、20分間焼く。最後に上火のみで5分間(200°C)焼き色をつける。


動画はこちらから⇩




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