紅烏龍をチャイにしていませんか? この前ふんわり糀家のなつみ先生のインスタライブで紅烏龍(ホンウーロン)を紹介して、「ストレートでも良いが、チャイにしても美味しい!」とオススメして、ライブの後もすぐに実践してくれたなつみさんのチャイが美味しそうで、多くの方々もお家で挑戦してみたようです。紅烏龍は、高発酵&高焙煎のお茶で、カフェインがほとんど飛ばされてどなたでも気軽に楽しめる台湾茶で大人気になっています。 いつもチャイを作っている時、丸められた紅烏龍が、もう少し細かくなったらもっと濃厚なチャイができるじゃないかな、、、といつも思いながら作っていたのですが、ある日紅烏龍を作っている小茶米農場の連さんに聞いてみました。 🧑「連さん、紅烏龍茶を作っている時に、細かいの出てきたら集めてもらえますか?チャイにしてみたいので。」 👨🌾「既にドリンク用の細かいやつ作ってるよ!」と素早く答えてくれました。 そりゃそうだ!さすがドリンク大国である台湾!そんな当たり前なことをまさか考えていなかった私は、砂糖やタピオカが沢山入っているドリンクをできるだけ避けているのです。
早速送ってくれた茶葉を開いてみて、普通の紅烏龍よりも濃厚な香りがしてきました。 作り方はチャイ用紅茶のようにCTC(Crush(潰す)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)という工程でゴマ粒のような形である)ではないのですが、元々丸められる工程のある紅烏龍の小さい粒を取っているので、半分丸められている形も見えます。見た目から台湾茶じゃなくてインド茶に近い感じがするからこれはチャイにしたら美味しいに違いないと、自分の中で確信しました。
ストレートで淹れる時は、5gに150mlでお茶を作りますが、ミルクを入れるので先に濃いお茶を作ります。10g(大さじ2がちょうど10gの茶葉でした)の茶葉に対して、200mlのお湯でまずお茶を作ります。台湾の五香粉と同じく、私はマサラのような各種のスパイスを混ぜた粉があまり好きではありません。挽きたてのスパイスを一度食べたら、鮮度の低い粉と全く比べ物ではないと感じます。マサラは沢山のスパイスを入れているのですが、実はあの緑色のカルダモンだけ入れたら十分、と何年か前にインド人のシェフから教わりました。家にスパイスがない時は、生姜を3枚くらいスライスして一緒に煮込みます。台湾人はよく生姜と黒糖を一緒に煮込んだ温かいドリンクをいただくので、チャイに生姜を入れるのは台湾化されたチャイかもしれません。
できた紅烏龍チャイを飲んでみた瞬間、「これは、チョコレートだ!!!」と強く感じました。ストレートで飲む時はそれほどチョコレートの味を感じていなかったが、強い発酵と焙煎がミルクと融合したらチョコレートの味がしてとても不思議に思いました。
+++++++++++++ 濃厚で美味しいチャイのオススメレシピ(2人前) 水 200ml 紅烏龍茶葉 10g ミルク 250ml 黒糖 10ml(任意、あるいはハチミツでもOK) (上記の配合はお好みで調整できます。) ①片手鍋に200mlの水を沸かし、茶葉を入れて、火を止め、2分間待つ。 ②茶葉が開いてから牛乳250mlを鍋に入れ、沸騰したら弱火で3分間煮込む(吹きこぼれることがあるので要注意)。 ③茶こしで濾し、出来上がり。 +++++++++++++
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