【小茶米農園】紅玉白茶｜Ruby (TTES #18) White Tea

白茶は、その優れた品質と特別な意味合いから、仏教寺院内での重要な役割を果たしてきました。また、仏教文化の一環として、白茶は信仰心や禅の精神を追求する人々にとって、特別な存在となっています。

白茶は、中国の福建省を中心に生産される伝統的な茶の一種です。白茶は他の茶と比べて製造工程が簡素であり、新芽の茶葉を天日乾燥させることによって作られます。以下に、一般的な白茶の特徴や種類について説明します。

製法：茶葉を摘み取った後、ウィルティング（萎凋）という工程にかけます。ウィルティングでは、茶葉を日光や風にさらし、茶葉の水分を減らします。その後、天日乾燥によって茶葉を仕上げます。発酵工程を経ずに自然乾燥されるため、葉の表面に白い毛が残ることから「白茶」と呼ばれています。
特徴は、「揉まない」、「加熱しない」、「機械でなく自然乾燥」といういくつか点が白茶の条件となります。
近年、台湾で作る白茶は、台湾茶の「高い香り」の特徴から、白茶にも混ぜる工程を増やすことで香りを高くする製法の改良があります。

特徴：白茶は比較的軽やかな味わいと、花や果物のような繊細な香りが特徴です。一般的には、茶葉の形状は長くなく、軽くこすり合わせると茶葉が崩れやすい特徴があります。そのため、口の狭い急須ではなく、お碗などの口が広い物で淹れることにオススメします。

元々中国でよく飲まれる白茶は近年、台湾でも流行り始め、特に特徴のある品種の白茶が人気を集めています。烏龍茶などのように多くの手作業で加工されていないため、白茶は茶葉そのままの味を楽しむことであり、台湾特有の品種、紅玉(台茶18號)や青心柑仔などの品種より作った白茶が人気です。

近年台湾国内外こっそりと人気が高まっている紅玉白茶を紹介します。
紅玉(台茶18號)は、一般的に紅茶に作られ、緑茶や烏龍茶に作られても美味しくできないのですが、白茶なら紅玉の独特な個性が出ており、人気も注目も集めています。
紅玉(台茶18號)のシナモン、ミントの香りがそのまま出ているのですが、紅茶ほど強くなく、優しい紅玉の白茶です。また、時間につれて発酵が進む白茶は、違う時期に召し上がって違う味わいを楽しむことができます。
 
小茶米茶園の製茶師連晏瑩さんは、フルーティーで香ばしい紅烏龍茶をはじめ様々な品種、違う季節の茶葉をブレンドより良い味わいを作り上げて、提供しています。
 
ブレンドが得意な連さんの紅玉白茶は、冬〜春の茶葉より深い味わいと、夏〜秋の茶葉の香りを使うために、あえて違う季節に白茶を作ってブレンドし、一番バランスの良い味を作り出しました。自分で栽培、管理している紅玉茶畑で一枚ずつ摘んで来た茶葉を丁寧に白茶に作られました。
一芯一葉の手摘みにも拘っており、ハイレベルの高い白茶を作って、そして味のバランスも大事にした手の込んだ紅玉白茶。

香り&味わい｜青梅、ベルガモット、シトラス、甘草、清涼感、キャラメル
作り方｜萎凋、乾燥
産地｜南投名間　小茶米農園
製茶師｜連晏瑩
品種｜紅玉(台茶18號)
標高｜400m
生産時期｜春〜冬
 
茶葉：水
3g：150ml
 
お湯の温度
98度
 
一煎目／30秒＋二煎目／2分30秒
香りの強い１煎目を、味が出る２煎目と混ぜて頂けると、香りと味のバランスを最大限にお楽しみ頂けます。